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2007年05月24日

‘【茶母】(チェオクの剣)インドネシアで1億2800万人が観る’ ― MBCがアドホック・ネットワーク開始

【茶母】(チェオクの剣)インドネシアで1億2800万人が観る

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ハ・ジウォン主演の MBC ドラマ【朝鮮女刑事茶母】(以下【茶母】、邦題:【チェオクの剣】)が、インドネシア 23局のTV 放送会社で連合放送される。

【茶母】は、来る6月4日午後 6時(現地時間)からインドネシア全域の 23局の放送会社の衛星を通じて、月曜日から金曜日まで現地の視聴者たちと出会う。

インドネシアの字幕で放送される【茶母】の予想視聴者数は、1億2800万人。2億2000万人のインドネシア人口の半分に達する数字だ。

MBC側は、インドネシアの78局の地方放送会社の3分の1にあたる23個放送会社が、連合放送に参加することによって、これまで東南アジアの他の国々より比較的韓流の勢いが弱かったインドネシアに、強い韓流ブームを起こすことが期待されると明らかにした。

またMBCは、今回の【茶母】の放送を皮切りに、インドネシアの 23局 TV 放送会社を一つの衛星にしぼって、MBCドラマを同時放送するアドホック(ad-hoc)ネットワークを始める。アドホック・ネットワークと言うのは、全国規模ではない地域の放送会社が、必要な時に限定的に連合し、ネットワークを構成して共通の事案を同時に放送する臨時ネットワークのことを意味する。

これによって 1週間のうち5日間、ゴールデンタイムの一時間の間 MBC ドラマが継続的にインドネシアで放送される。MBCは【茶母】以降も、ドラマをインドネシア側にずっと供給して、韓流の拡大を主導して行くという計画だ。

一方、現地の主幹プロダクションである JMBは、インドネシアの親局である JTVとともに来る 5月28日午前 10時に、ジャカルタで放送関連記者会見を開く予定だ。

インドネシアで放送を開始するに当たり、MBCが白羽の矢を立てたのが‘チェオク’なのですね。

それにしても視聴者数が1億2800万人というのは、驚きです。
 
posted by sakae at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2007年04月26日

ハ・ジウォン、【茶母】でフランス文化の壁を越える

[スポーツソウル 2007-04-25 13:17:45]によると

◎ハ・ジウォン、【茶母】でフランス文化の壁を越える

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ハ・ジウォン、イ・ソジン、キム・ミンジュンが出演して、‘廃人’を量産して大人気を呼んだ MBC ドラマ【茶母】(邦題:チェオクの剣)が、去る4日 DVD化されてフランス全域に配給された。

これは文化障壁が高いことで有名なフランスで、「全世界で成功したアジアの大作ドラマ」として紹介され配給されたという点で大きな意味を持つ。【茶母】DVDがフランス現地で成功した場合、主演で熱演したハ・ジウォン、イ・ソジンなどのヨーロッパ進出も注意深く占ってみるに値する。

これまでヨーロッパでは、キム・キドク監督の【春、夏、秋、冬そして春】、パク・チャヌク監督の【オールドボーイ】など、作品性の高い韓国映画がアート系映画館を経てTV放映されたのちDVDとして発売されたことはあったが、映画に比べて相対的に文化障壁の高い TVドラマが、フランスで DVDとして発売開始された事例は今回が初めてだ。

フランスの一独立配給会社とコモン・コロンビア・トライスター共同配給でなされた【茶母】のDVDの1部には7回分が収録され、9月に発売開始される 2部には 8回から最終回の14回までが収録される予定だ。DVD 付録にはプランス人のよく知らない韓国の情報、【茶母】の背景となった朝鮮時代に対する紹介と韓国の姓に対する説明が添えられており、細やかな配慮がなされている。

【茶母】プランス語版 DVD 発売開始をきっかけにイギリス、イタリア、ドイツなどへの配給拡大、および俳優たちのヨーロッパ進出が期待される。

韓国ドラマのフランス版第1号なんですね。反響が気になります^^

ちなみに、【茶母】フランス版DVDはこんな感じ ―

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posted by sakae at 00:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年10月31日

“道” ― 【茶母】<第1話>(その4)

第1話の冒頭が、最終話のそれも終盤のシーンであることは、全14話の流れが一つの円環をなしていることを意識させます。

初見でつかむことはむずかしいですが、そこにはテーマが凝縮されているらしいことは感じ取れます。

セウク:
罪人はこちらを向け。チャン・ソンベク。すべては終わった。素直に罰を受けよ。目の前に見えるのは千尋の断崖のみ。お前は道ならぬ道を走ってきたのだ。

ソンベク:
道ならぬ道とは…。
道というのは、最初からあるものではない。一人が歩き、二人が歩き、多くの民が歩いてこそ道ができるのだ。この腐った世の中に、私もまた新しい道を作ろうとして走ってきたに過ぎない。

この箇所を最初に観たとき、あぁこれは高村光太郎の「道程」と似ているなと思いました。これまたあまりに有名ですが、第一詩集『道程』(1914)より ―

僕の前に道はない  僕の後ろに道は出来る

ああ、 自然よ 父よ

僕を一人立ちにさせた広大な父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ

常に父の気魄を僕に充たせよ

この遠い道程のために        

この遠い道程のために

たったこれだけの字数で、いやこの簡潔さの故にと言ったほうがいいのでしょうか、広大な原野とそこを独り突き進む求道者の姿がありありとイメージされます。

上記のドラマの科白は、実際は魯迅の『故郷』から採られたものだということを、以前にも触れた『撮影秘話』で知りました。こちらもとても有名な小説ですが、いつ購入したのか覚えていませんが、たまたま本棚の奥に隠れていました^^

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魯迅『吶喊(とっかん)』
(中公文庫)高橋 和巳 (翻訳)


これも以前触れた小松左京さんの「私の履歴書」で、高橋和巳が小松さんの学生時代からの親友だったことを知り、へぇっと思った印象が残っています。「故郷」を高橋訳で再読しましたが、訳文はきりりとしまったいい文章です。

『故郷』最後の箇所 ―

希望ということに思いいたったとき、私は突然おそろしくなった。閏土(ルントウ)が香炉と燭台をもとめたとき、私はひそかに彼を笑った。彼が偶像を崇拝しており、いつになれば忘れる気かと思ったからだ。いま私のいう希望なるものも、手製の偶像ではないだろうか?ただ彼の願望は身近であり、私の願望が茫漠としているだけのことだ。

朦朧のうちに、眼前に海辺の碧の砂地がひろがった。上のほうの濃い藍色の天空に一輪の円い月がかかっている。私は思う。希望というものは本来あるともいえないし、ないともいえない。それはちょうど地上の路のようなものだ。実際地上にはもともとは路はなかったのであり、歩む人が多くなれば、おのずと路になるものなのだ。
(1921年1月)


『撮影秘話』によれば、『故郷』は「韓国の学生運動が盛んだった80年代当時にすごく読まれていて、若者たちのあいだでこのフレーズ(最後の一文)がよく語られていた」そうです。

『吶喊』も魯迅の第一作品集ですが、イ・ジェギュ監督にとっても【茶母】ははじめての監督作品でした。

ドラマ全体から受ける溌剌とした印象は、そんなところからきているのかもしれません。
 

posted by sakae at 03:38 | Comment(8) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年09月15日

“良いキツネ” ― 韓国ドラマ・ガイド『チェオクの剣』

14話という短さにも関係あるのか、『チェオク』関連の本は数が少ないです。でも、いずれも内容は充実しています。今日届いたのがこちら↓


掲載されている写真がいいですよ〜。特にインタビュー記事中のハ・ジウォンさんの写真 ― いままでネット等で見た数多くの彼女の画像のなかでも一番って言ってもいいくらいです^^(やはり紙だからでしょうか?)

写真と並んで、役者陣へのインタビュー、“全14話ひと目でわかるストーリー・ガイド”等々、ファン必携の構成です。

さて、今回の記事タイトル“良いキツネ”とは?

イ・ジェギュ監督は撮影を振り返り、「彼女は真面目で誠実でありながら、仕事をいつも楽しむ姿勢のある女優。どんなに疲れていても、どんなに撮影がきつくても笑みを絶やさなかった」と語っている。

さらに“良いキツネ”と評した。韓国では頭の回転が速く、周りの雰囲気を読むことのできる心根の優しい女優をさすそうだ。
(p.11)

これは最高の賛辞ですね。

昨夜は最終回、国内版とノーカット版両方を見比べましたが、これはもう絶対ノーカット版がいいです!(キッパリ)

教えていただいたのですが、《Aii》で配信されているのはノーカット版なのでしょうか?

もしそうなら、是非ご覧になられることをおすすめします。
 
posted by sakae at 16:54 | Comment(3) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年09月14日

“私の心臓を貫いた愛” ― 『チェオクの剣 撮影秘話』

ぼくにとっては、絶妙のタイミングで届きました。


当初DVDの方はまず国内版を週1話もしくは2話のペースで観ようと思っていたのですが、この本を読み進めるうちに観たい気持ちを抑えきれず、昨夜はとまらなくなってしまい、最終話を残すのみとなりました^^;

著者はこの作品がデビュー作となった当時33歳という若さのイ・ジェギュ監督ご自身。構成を“茶母嬖人(タモ・ペイン)”のおひとり田代親世さんが担当されています。

なにより好感が持てたのは、「この本を読んでも、なお様々な解釈が交わされるようにして欲しい」と語ったという監督のスタンスです。そこには、断定してしまわない、いろいろな観方を許容できる自負を感じます。

興味深いエピソードがいくつもかかれていますが、ひとつだけ ―
ドラマのコピーは、このときちょうど裏番組で放送していたユン・ソクホ監督の『夏の香り』のコピーが、「頭でなく、胸(Heart)でする恋。運命的なラブストーリー」だったので、対になりながらも別のものでと「心臓」を使いました。

ユン・ソクホ監督の描かれる世界は、切なく美しいラブストーリーの世界。でも私たちが撮ろうとしているのは、それとは全く違って、本当に荒々しいものでしたから、「私の心臓を貫いた愛」になりました。

放映時は、『夏の香り』(KBS・全18話)が裏番組だったのですね。表現方法は、まさに対照的ですが、“切なく美しい”という形容はともにふさわしいと思います。

「私の心臓を貫いた愛」…これはチェオクの、ユンの、そしてソンベクのそれぞれの想いですね。

今夜はあとで、いよいよ最終話を視聴します!

楽しみ〜^^
 
posted by sakae at 20:43 | Comment(3) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年09月09日

“虫眼鏡” ― 【茶母】<第1話>(その3)

さきに『朝鮮王朝実録』を参照したように、朝鮮後期の唯一の法廷貨幣である「常平通宝」が定着をみたのは、チェオクの生きる粛宗の時代でした。

再度引用するなら ―

1678年(粛宗4年)、朝鮮朝廷は「常平通宝」を唯一の法貨として採択し、流通・普及を公布する。

それから十年あまりしか経過していない(1692年)からこそ、その“偽金事件”はまさに朝廷の権威を根こそぎ失墜させる危険をはらんだものでした。

偽金を隠密裏に探索することが、左捕盗庁従事官ユンの最重要課題となっていましたが、その動きを捕盗大将チョ・セウクは気付いていました。

セウク:今まで出回っていた粗雑な偽金とは違う。見てみろ。本物そっくりの偽物だ。どうだ?一見しただけではなかなか区別がつかないだろう。

そして、セウクは虫眼鏡で偽金をチェックしているのです。

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このすぐあとに、ユンの部下であるペク部将も同様の虫眼鏡を使って、回収した常平通宝を調べるシーンがあります。

何を言いたいかおわかりでしょうか?そう、チェオクの生きる時代もまた17世紀なのです!

“レンズ”をとおして、17世紀オランダのホイヘンス、レーウェンフック、そしてスピノザまでもが垣間見えた気がしました^^

このころの虫眼鏡…貴重品だったことでしょう。

ちなみに、「メガネを日本に初めて伝えたのは、1549年に日本に渡って来たキリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエル」なのだそうです。

このドラマ、虫眼鏡だけでなく当時のさまざまな科学的知見が犯罪捜査にいかされているのも、見どころのひとつですね。
 


posted by sakae at 23:57 | Comment(5) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年09月08日

逸らす視線/うつむく視線 ― 【茶母】<第1話>(その2)

男と女が目を合わせることはあっても、じっと見つめ合うのはためらわれるという、ある種の美意識のようなものが古来日本にはある(存在した)ように思います。

このドラマの茶母チェオクと従事官ユンとのあいだにも、その感覚は息づいています。ほんの一瞬の視線の交差だけで、想いがすっと伝わるシーンがあります。

以前にもふれた第1話冒頭の庭園の東屋において、早くもそれを目撃することになります。

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茶母と従事官という“あらかじめ禁じられた関係”にある二人にとって、見つめ合うことは許されていません。

この東屋のシーンとのつながりで、国内版ではカットされてしまったことが何とも惜しまれるシーンがあります。第1話後半、偽金探索のためペク部将、イ部将、そしてチェオクが旅立つ場面のあと、48分過ぎあたりです。
 

第1話カットシーン
posted by sakae at 23:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年09月02日

叫びと囁き ― 【茶母】<第1話>(その1)

本日、楽しみに待っていた【茶母】韓国ノーカット版が届きました!
収納ボックスが立派です^^

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以前お話したように、注目シーンやカットシーンをのんびり取り上げていきたいと思っています。原則各話単位で、そのなかの順序はバラバラです。まだ6話を観終わった段階なので、途中で方針が変わるかもしれませんのであしからず。

なお、セリフ等の引用は、『チェオクの剣 シナリオ・ブック』によります。

*

今回取り上げるのは、撃毬(キョック)で左・右捕盗庁が乱闘事件となってしまった責任を取って、チェオクがひとり右捕盗庁に赴いて、その片腕を従事官チョ・チオにあわや切り落とされようとする瞬間、左捕盗庁従事官ファンボ・ユンがかけつけた場面です。

ユン:誰がお前に責任を取れと言った?

チェオク:従事官殿、私のせいで起きたことです。

ユン:チョ従事官。刀はそんな風に使えと教わったのですか?

チオ:ファンボ従事官。茶母の一人も統制できなくて従事官と言えるか?

チェオクを真ん中に、左右両従事官の張りつめた駆け引きがこの場面の見どころですが、ディベートのような言葉の応酬が以下続きます。

論理と論理をぶつけ合う言葉の格闘技をより魅力的にしているのが、チェオクとユンとの間にある隠しきれない情の流れです。

チェオク:(チオ)従事官殿、早く腕を斬ってください。

ユン:下がれと言っているではないか。お前は茶母にすぎない。

チェオク:(ユン)従事官殿はあの場所にいらっしゃいませんでした。罰は私が受けます。

たがいを気遣う思いは、責任を糺そうとする言葉の論理をどこか空しいものにしてしまいます。チオは苦い顔で呟かざるを得ません。

チオ:これは見物(みもの)だ。ファンボ従事官殿は、このアマをずいぶんかわいがっておいでのようだな。

ユン:私の部下です。

チオ:奴婢だろう。

韓国の人々の喜怒哀楽の表現は、日本人よりも激しいという印象がありますが、感情の昂ぶりが言葉にも強くあらわれます。

【チェオクの剣】に限らないでしょうが、上に立つ者には“声の力”が求められることがよくわかります。力強い声で、やりあったり威圧したりする場面はここに限らず多く見受けられます。

ユン:刀をしまってください。この娘は一介の茶母にすぎません。私が全ての責任を取ります。おっしゃってください。どうしたらよいのですか?転職しろと言われれば、辺境にでも赴きます。辞職しろと言われれば辞職します。

チオ:なんと、実に涙ぐましい、涙ぐましいことだ。二人に処罰を申し出られたら、私は胸が痛んで、どうしたらよいか分らない。しかし、一度抜いた刀は鞘に戻すことはできないものだ。そうではないか?ファンボ従事官。私はこのアマの腕を斬ってやると約束したんだから、それは守らんとな。その代わり、今回の責任は、これで果たされたことにしよう。どきたまえ。

それとは対照的なのが、チェオクの発声です。任務に取り組む際の躍動的な動きとは正反対の、うちなる叫びを呑み込まざるをえない姿は、彼女のこれまでの生き方の象徴ともなっています。

それについては、おいおい…。
 

posted by sakae at 22:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年08月29日

復活の兆し!TV時代劇 ― 日本と韓国のケース

本日の日経夕刊・文化欄より ―
1990年代後半以降、テレビ時代劇は“冬の時代”だった。各局の時代劇の枠は減り続け、現在はNHKの「大河ドラマ」「木曜時代劇」、テレビ朝日の火曜午後7時台、TBSの「水戸黄門」だけ。

日本テレビは97年に撤退し、フジテレビも今は連続枠がない。

ぼくも時代劇を観なくなって久しいですが、子どもの頃はチャンネルを回すといつもどこかの局でチャンバラをやっていました。

しかしそうした低迷の続くテレビ時代劇の流れを突き破る、“新たな動き”が生まれつつあるというのです。
7月にドラマ制作室を新設し、ドラマ強化を打ち出したテレビ東京。その目玉として10月にはじめる「逃亡者(のがれもの)おりん」(金曜後8時)は女忍者を主人公にしたオリジナル時代劇だ。同局にとってゴールデンタイム(午後7時〜10時)の連続ドラマは6年ぶり。時代劇は実に9年ぶりとなる。

女忍者!制作者は【チェオクの剣】観たのかな^^
江戸中期、闇の組織に暗殺者として育てられた女性が、組織の真の姿を知り逃亡。人間性の回復と組織への復讐をめざす。

「正確な時代考証を踏まえつつ、『キル・ビル』などの最近の女性暗殺者映画の要素を加え、新しい時代劇を作りたい」と同局の佐々木彰ドラマ制作室長は意気込む。

そういえば、【キル・ビル】や【ラストサムライ】とか、海外のほうが日本の時代劇に熱心ですね。

日本において時代劇のファン自体は減っているわけではないそうで、テレビ朝日の「新・桃太郎侍」(火曜後7時)も25年ぶりのリメークで、

素浪人が悪を倒す設定は守りつつ、目の中に特殊効果で雷を光らせ、殺陣の場面ではハードロックを流すなど、けれん味たっぷりの演出を施している。

韓国で言うところの“フュージョン時代劇”なのかな。

只今ゆっくり視聴中(第4話を観終えました)の【チェオクの剣】で流れる音楽は斬新ですが、「新たな視聴者の掘り起こし」にはそうした大胆さは欠かせません。

フジテレビのこの秋に放送予定の2時間ドラマも、時代劇。おなじみ池波正太郎原作の「仕掛け人 藤枝梅安」で、13年ぶりとか。

元気な時代劇ならちょっと観てみようかなって気になります。

さて、片や韓国では《韓国古代の英雄たちがTVドラマに総出演》!

なかでも【チェオクの剣】の脚本を書いたチョン・ヒョンスさんが共同執筆している【朱蒙】(MBS月火ドラマ)は視聴率40%を突破するという、現代の日本では考えられない人気ぶりです。

これは勝手な推測ですが、かつて日本において全盛のころの時代劇を、韓国の現在の作り手たちも観ていたなんてことはないでしょうか。ちょうど今の韓国の若者たちが『NANA』や『20世紀少年』を愛読しているように。

だとすれば、日本の時代劇の作り手たちも、韓国ドラマから学べることもたくさんあると思います。

互いにいい刺激を与えあう関係が一番ですよね。
 

posted by sakae at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(1) | 【チェオクの剣】

2006年08月26日

ノーカット完全盤 ― 【チェオクの剣】<茶母>(その4)

チュオクの剣 シナリオ・ブック』が今日届き、さっそく視聴済みの第1話を読みました。

なんと!最初の2ページで、ある重大な事実がネタばれになっている〜^^; よもやというかやはりというか…、ずばりと指摘されているので皆さまご注意を!!ま、ぼくはこの作品は繰り返し観る予感がするので、気にしないことにします^^

それはさておき、セリフを本で読むというのはやはりいいです。
たとえば ―

チョ・セウクとファンボ・ユンが向かい合って座っている。
そのそばで茶を淹れ、碗に分けるチェオク。その指先がきれいだ。
チョ・セウクとファンボ・ユンに順に茶を出すチェオク。

セウク:茶の味に深みがある。

チェオク:ナニお嬢様がくださった茶葉です。

セウク:茶葉も大事だが、茶の味を引き出せるかどうかは茶母(タモ)の腕次第だ。従事館(チョンサグァン)もお飲みなさい。

ユン:はい。

この短いやり取りのなかに、「ナニ」を含めた4人の関係が見事に提示されていますよね。

“韓国放送時のオリジナル脚本”をベースとしているので、例によってカットシーンも含まれています。となると、やはり…【ノーカット完全盤】が観たくなります^^

検索すると、“売り切れ”が多いのですが、割引率がさほど高くないせいか在庫のあるところもあって、字幕はついていませんがリージョンAllで国内の機器でもふつうに視聴できるということで、購入を決めました!


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さほどカットシーンがある訳ではないようですが、やはり音楽の使い方とかは違うようです。

シナリオ・ブックはセリフと最低限のト書きが書かれているだけなので、カットシーンやお気に入りのシーンをとりあげたいな…。

あ、時間が許せばですけど^^v
 
【ノーカット完全盤】仕様
posted by sakae at 23:49 | Comment(3) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年08月25日

もうひとりの茶母 ― 【チェオクの剣】<茶母>(その3)

新刊DVD【デュエリスト】をレンタルしてきました。

ジェネオン エンタテインメント
デュエリスト コレクターズBOX (初回限定生産)

原作は、【チュオクの剣】と同じパン・ハッキさんのコミック『茶母』で、ハ・ジウォンさんが「ナムスン」役で活躍しますから、時代背景等は同じです。

ただ、これは好みが分かれるところだと思いますが、大幅に翻案化され、時代劇というよりは設定だけを借りた、イ・ミョンセ監督の映像美を前面に展開した作品となっています。

その結果、【チュオクの剣】を視聴した観客にはその“美学”を楽しむことができるでしょうが、はじめての観客には戸惑いが残る気がします。

原作やドラマには登場しない、カン・ドンウォンさん演じる謎の剣士「悲しい目」が素敵です。美術を担当したのは、あの映画【箪笥】のチョ・グニョンさんとイ・ヒョンジュさんです。

約8億円の製作費をかけただけあって、映像は一見の価値ありですが、肝心の“ラブストーリーの切なさ”は、ぼくには伝わってこなかったのは残念…。
 

オマケ
posted by sakae at 23:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年08月24日

『シナリオ・ブック』 ― 【チェオクの剣】<茶母>(その2)

すぐれたドラマには、名場面名科白ありです。1話を視聴しただけですが、迷わず注文しました。

パン ハッキ, 根本 理恵, チョン ヒョンス
チェオクの剣 シナリオ・ブック


こちらも根本さんの翻訳…安心できます。原文は掲載されていないのが残念ですが、ハングル文字より音声を繰り返し聴くほうがいいかも、と5分間韓国語学習者(?)は思っています^^

第1回「偽金事件発生」に関連して、【常平通宝】について『朝鮮王朝実録』より↓
 
続きを読む
posted by sakae at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】

2006年08月23日

原作はコミック ― 【チェオクの剣】<茶母>(その1)

“3大韓国ドラマ”ともいわれる、【ごめん、愛してる】【バリでの出来事】を視聴したからには、お次は当然【チェオクの剣】ということで、さっそく第1話をDVDで観たところです。

いやー、ハ・ジウォンさんの新たなというか、こちらが本来のというべきか魅力満載!しかも、1692年朝鮮王朝第19代粛宗(1674-1720)の時代背景といい、1話目にしてはやくも「茶母嬖人(タモペイン)」仲間入りの予感^^

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今日はそういうわけで時間がないので、ご報告まで…と思いましたが、ひとつだけ。

『茶母』の漫画単行本が出版》によると ―
『茶母』の誕生は、某週刊誌に『茶母ナムスン』というタイトルで初めて掲載された1970年代に遡る。

「『燃藜室記述』には朝鮮孝宗(ヒョジョン)朝の金自點(キム・ジャジョム)の謀逆事件が起こった時、茶母が潜入して情報を入手したという記録が残っています。この他にも『大東野乗』、『朝鮮王朝実録』などで茶母に関する記録を読み、素晴らしい活躍をした朝鮮女性の物語を描きたくなりました」

『朝鮮王朝実録』にも記録があるのですね。
 

posted by sakae at 23:54 | Comment(11) | TrackBack(0) | 【チェオクの剣】
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