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2007年02月12日

“文化は流れて…” ― クァク・ジェヨン監督

日曜日の午前、ほぼ毎週通う図書館に、“日刊スポーツ”もおいてありました。先週の土曜日の紙面に、映画【僕の彼女はサイボーグ】に関する記事が掲載されているというので、目を通しました。

記事中、クァク監督の日韓の映画制作にまつわる印象比較がおもしろいです。たとえば“時間”に対する意識の違い。

日本はスケジュール通りでないとダメなところは窮屈だが、役者が時間を厳守するところに監督は感心されている様子。それに対して韓国の俳優は時間にルーズな方も少なくないようですが、映画の進行に当たっては時間にフレキシブルなところもあって都合がいいとか。

もちろん個々人を見るなら日本人も韓国人もさまざまでしょうが、全体の傾向としてそうした印象があるというのは、うなづけます。

そしてここが重要だと思うのですが、こうした“違い”は、やはりクァク監督が日本で映画を撮っているからこそ意識されるということです。

自国にいては意識されえぬことのなかに、文化の核心はあると思うのですが、それが今回クァク監督の手によってあぶりだされ、さらに日本・韓国をも越えた“アジア的なもの”というほかないようなものが立ちあらわれるかもしれません。

そんなことを思ったのは、ちょうど同じ日(2月10日)の朝日新聞の夕刊に、次のような記事を目にしていたことも関係しているように思います。

◎日中韓のポップカルチャー 共有が生む?「東アジア人」
日本のマンガが韓国で映画になり、中国のロックバンドが来日、中国での韓流ブームは日本を上回る―。いま、日本・韓国・中国の間で、ポップカルチャー(大衆文化)の越境と相互乗り入れが急速に進む。歴史認識や領土問題を巡るあつれきが絶えない3国だが、こうしたポップカルチャーの共有は、「東アジア人」を生む契機になるだろうか。

「民間のインディーズ(独立系)レベルでは、すでにアジアの国境はなくなっている」と、アジア各国とアーティストの相互派遣事業などを進める「アジア・ユース・カルチャー・センター」の坂田隆史センター長は話した。

その典型例が福岡出身のアーティスト、手嶌葵。同センターでは発足前の事業として05年春、ソウルに当時無名の17歳だった手嶌を送り出した。まず韓国で人気を集め、その後、アニメ映画【ゲド戦記】の挿入歌を歌うなど、日本でも知られる存在になった。

(九州大学アジア総合政策センターが今月初めに福岡市内で開いた日中韓)シンポジウムでは、背景に「日韓中の市民のライフスタイルが似てきたこと、文化への対し方が個人主義的になったこと」が挙げられ、「ポップカルチャーの相互の受け入れを通して、東アジア人としての共通性と差異とを考えるようになってきた」という受け止め方が目立った。

こうしたことが一過性のもので終わるのか、それとも「漢字や仏教、儒教に次ぐ、21世紀の共通文化」になるのかは、当然10年単位くらいのもう少し長い目で見なければならないでしょう。

ただネットワーク社会が負の面を抱えつつもさらに広がっていく今日の流れの中で、【僕の彼女はサイボーグ】のような“共同作業”は文化のボーダレス化を進展していくことは間違いないと思います。その意味でこの作品は、クァク監督が言うようにまさに“試金石”です。

時空を越え、さらに文化のボーダーを越えて…【僕の彼女はサイボーグ】!
 
この記事へのコメント
【僕の彼女はサイボーグ】の製作が発表され、以来、綾瀬はるかさんをメインに少しずつ入ってくる情報に映画の進行状況を見ながら、楽しんでいますが、メガホンを取るクァク監督のお話は、お隣の国から見た普段は気がつかない日本の様子も感じられますね。
撮影ひとつを取っても、国民性の違いも表れていて、お互いが歩み寄っての作品づくり。
日々新鮮さの中で進んでいるのではないでしょうか。

そして「東アジア人」のお話。
漢字・仏教・儒教の時代を経て大きな事件はあったものの、sakaeさんのご紹介による朝鮮通信使の往来や歴史上には見えていない交流も途切れずに続いていたことでしょう。
少しづつ歩み寄ってきたものが、育っている段階のように思えます。 
仰るように、10年それ以上…気長に見なくてはいけないと思います。

お互いのいい部分を発揮して尊重し、認め合って、クァク監督とスタッフ・出演者のみなさまにより、”試金石”の【僕の彼女はサイボーグ】に注ぎ込まれ、完成することを祈ります。
Posted by vita88 at 2007年02月12日 13:43
自国にいては意識されえぬ“違い”にこそ“文化の核心”があるというお話。もっともと大きく頷くところです。クァク監督の食にまつわるお話も興味深いですね。

韓国ではスタッフ&キャストが食堂を借り切って”同じ釜の飯を食う”。冷たいロケ弁では芽生えない温かい和合の感情を生みますね。余談に置かせていただいたお話の中にも、『共同制作については、日本特有のものである【ロケ弁】、【専用車】など、「理解していないところが、まだ有る」』との指摘があります。意外にあなどれない食の違いなのですね♪

いただくお話は広がりを見せ、「東アジア人」へ。
世代がもたらす新風もありますが、仕掛ける側に時代がのってと一過性のもので終わらせないためにも、今一度、それぞれの共通性と差異、史実への認識とそれぞれが受け入れる温かい気持ちを持つことが日中韓一人ひとりの課題かと思います。

少なくとも、クァク監督には今までの経験で日本との共通性と差異の認識はお持ちの上、歴史的な感情から自由で日本には友好的な感情をお持ちのようです。こうした中で【僕の彼女はサイボーグ】から立ち表れてくるのは、日本と韓国が融合した“アジア的なもの”。いままさに、神戸で行われていることが、その後に、共通文化としての形をなすか、【僕の彼女はサイボーグ】への映画界における位置づけを見通せるのは、もう少し先のことのようです。

最後に余談ですが、映画界は3年前から日韓が急接近とのこと。
【僕の彼女はサイボーグ】のプロデューサーは【嫌われ松子の一生】をプロデュースした佐谷秀美さん。
そして、【フラガール】の配給元のシネカノン李鳳宇さん。こちらのブログの記事に新しい【私の頭の中の消しゴム】を配給のムン・ヘジュさんらがパネリストとして開かれた昨年の6月30日のお話も今の映画界の一連の流れの中のお話として興味深く読みました。http://www.dcaj.org/dcaj_news/no126/dreport/article01.html
Posted by saki at 2007年02月13日 03:11
◎「猟奇的〜」クァク監督、綾瀬はるかと邦画初挑戦会見

http://www.oricon.co.jp/news/movie/42374/

大ヒット映画『猟奇的な彼女』のクァク・ジョエン監督の邦画初挑戦作『僕の彼女はサイボーグ』(来年公開)の主演、綾瀬はるかと小出恵介と監督が2月21日(水)、ロケ地の神戸・元町の旧居留地で会見を行った。

未来から来た女性サイボーグとその彼女に惹かれていく主人公を描いたSFラブストーリーの今作。「これまでの作品とは違った視点で描く映画の第1弾として放ちます!」と監督も気合十分。

また、今月6日には『神戸ルミナリエ』の会場付近の公道を、9時間にわたり閉鎖したうえ、体のラインが出るセクシーなエナメル系の衣装に身をつつみ映画のポイントとなるシーンを撮影した綾瀬。「最初は恥ずかしかったが、今はカッコよく感じて気にいってます!今は、監督とゼスチャーで会話してるケド、もっと韓国語を覚えます!」と笑顔。小出も「本当に(衣装は)可愛らしかったが、裸足での撮影で大変だと思った。それにしても、街は本当に快適ですよね〜!」と早くも“神戸マニア”になりそうな予感も(!?)。

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この映画は日本で公開されると同時に、まちがいなく韓国でも上映されることでしょう。

そのときは綾瀬さんもプロモーションで渡韓することになるでしょうから、韓国語で挨拶なんてこともありえますね^^
Posted by sakae at 2007年02月22日 02:32
sakaeさんが見つけてくださったニュースを興味深く拝見いたしました。

自分も含めてになりますが、こちらにお越しのみなさまもクァク監督&綾瀬はるかさん&小出恵介さんの映画を楽しみに待っていらっしゃるのでは?と思います。

教えていただいたニュースに関連して、日刊スポーツさんにも記事が載っていたようですので、こちらに。

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20070221-159983.html

綾瀬さんも小出さんもジェスチャーを交えて監督とやり取りをされているようで、ちょっぴり微笑ましいお話です。

>綾瀬さんもプロモーションで渡韓することになるでしょうから、韓国語で挨拶なんてこともありえますね^^

映画の上映の頃にはかなり上達されているであろう韓国語ですが、お得意?のジェスチャーも交えたら、楽しいご挨拶になるかもしれませんね。
Posted by vita88 at 2007年02月22日 06:03
ぼんやりしてしまいましたら、サンケイスポーツさんでもクァク監督のニュースを取り上げてくださっていたようです。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200702/gt2007022206.html

綾瀬さんの”サイボーグ”コスチュームは、合成繊維でピチピチとのお話。
華奢な綾瀬さんでピチピチですから、かなりスレンダーな雰囲気の衣装ですね。

こちらのニュースには、韓国でも公開予定〜と報じられています。
Posted by vita88 at 2007年02月22日 06:20
おはようございます!

たった今、『めざましテレビ』にて、綾瀬はるかさんの
>体のラインが出るセクシーなエナメル系の衣装
確認しましたぁ〜♪

光る素材で手と足は黒、上半身のみ銀色とお見受けしましたが...

綾瀬はるかさん、とってもスタイルがよく、それが強調され...ポッ^^
今日は、何度かTVにてご紹介があるでしょう。
すでにこの段階で悩殺される男性諸氏、続出の予感? うふふ♪
Posted by saki at 2007年02月22日 07:56
sakaeさんご紹介の綾瀬&小出&クァク監督の【僕の彼女はサイボーグ】会見の動画がありました♪

↓の左にある『視聴数トップ10』のニュース カテゴリーをクリックすると左側トップにあります。

http://jp.video.msn.com/v/ja-jp/v.htm?f=msnhomequad

3分52秒で、綾瀬さんのサイボーグ姿はもちろん、映画の映像も少しご覧になれます♪
はるかさんも小出君も体当たりの演技のご様子。

綾瀬「監督がものすごく日本語を覚えられるのが早いので(笑)、いい形でコミュニケーションがとれている^^」
小出「監督が自分で結構やってくれて表情とか動きがコミカルでお上手でそれを僕がコピーする。」

ん?なんだかお二人共、少々監督に頼りすぎ??
それに対しての監督も優しい言葉で返されてます^^
是非、ご覧ください。
Posted by saki at 2007年02月22日 15:10
↑とおなじ動画がこちら(↓)にありました^^;

http://headlines.yahoo.co.jp/video_gallery/showbizzy_interview/g070155.html
Posted by saki at 2007年02月22日 15:37
いつにも増しての細切れのコメント、どうかお許しください♪

まだ、TOPページだけのようですが...

【僕の彼女はサイボーグ】オフィシャルサイト♪
http://cyborg.gyao.jp

「私はサイボーダインモデル103。
皮膚は人間と同じ生命細胞でおおわれているの!!」

拝見した動画のサイボーグはるかちゃんと↑の台詞がぴったりイメージされますね♪
Posted by saki at 2007年02月22日 16:35
おはようございます。

これは事件ではないでしょうか^^
久しぶりのクァク監督作品関連のニュース!
草なぎ剛さん&田中麗奈さんであの名作【猟奇的な彼女】がドラマ化!
だそうです。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/12/14/02.html

皆様、とても気になりますね。
文化の垣根を越えて...ということでこちらに。
Posted by saki at 2007年12月14日 06:57
こんばんは。

今朝、【猟奇的な彼女】のドラマ化の脚本を担当されるのは坂元裕二さんとサンスポさんからの記事を取り急ぎコメントさせていただきましたが、この方は、映画【世界の中心で、愛をさけぶ】を手掛けられた方なのですね!

韓国でこの映画のリメイク作品【僕の、世界の中心は、君だ。】には映画【猟奇的な彼女】のテヒョンさんがご出演でした。ドラマ版【世界の中心で、愛をさけぶ】はTBS制作&放送。このドラマは韓国でも放映され、韓国内でとても注目され関心が高いことをsakaeさんにお伝えいただき、【猟奇的な彼女】の第三弾とも報じられるクァク監督最新作【僕の彼女のサイボーグ】にも大きな影響力を持ったのではと述べていただきました。

映画【僕の彼女はサイボーグ】はTBSのサイト情報で6月公開予定とありましたね。そして、今回、韓国映画【猟奇的な彼女】がTBSでドラマ化、来春放映予定。ドラマ【猟奇的な彼女】から映画【僕の彼女はサイボーグ】と視聴がつながることが期待されます。

ぼんやりと記事を拝見していたのですが、一連の流れにはTBSさんが大きく関係しているのですね。点と点とが繋がって行くような感覚を覚えるのですが、いかがでしょうか。

フジテレビでのお仕事が多かったようにお見受けする坂元裕二さんですが、古巣を離れ、今回、リメイクされる側からする側へ、国境を越えた人気作品への挑戦をTBSで、でしょうか。

こちらの記事にいただいたように
>いま、日本・韓国・中国の間で、ポップカルチャー(大衆文化)の越境と相互乗り入れが急速に進む
シーン、文化を超えた魅力的な素材の共有の現場を垣間みたような感覚を覚えます。そんな新しい局面をクァク監督作品が強力に押し進める力となるような、そんな感触を持ちます。
Posted by saki at 2007年12月14日 21:08
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